通勤時間を減らして勤務の負担を減らしたいと思い、職場探しをする際に近隣から選ぶのは、働く上で大切な考え方です。
結婚や育児をする段階になると、転職して近隣の職場で働くことを選び、少しでもプライベートタイムを捻出したいと考える人も多いです。
しかし、働いてしばらく経ってみるとお世話をした患者に街中で会うことがよくあり、最初のうちは困ってしまいがちです。
相手からすればいつも身近でお世話をしてくれた人という印象が強くても、看護をする側から見ると大勢の中の一人であって覚えていないことも多いでしょう。
せっかく覚えていて挨拶をしてくれたのに、自分は覚えていないというのが申し訳ない気持ちになってしまうこともよくあります。
あえて遠くに職場を選ぶ人の理由としても、街中で患者に会ってしまって面食らってしまいたくないからということは珍しくありません。
しかし、だんだんと慣れてくるものであり、最初は悩んでしまったような看護師であってもうまく挨拶を交わせるようになります。
名前まで覚えていなくても、いつかお世話をした人だろうと考えて、職場で見せているようないつも通りの看護師としての笑顔で対応すれば良いと気がつくためです。
その経験が増えてくると、むしろ自分を覚えていてくれたことに感謝するようになる場合も多く、近隣で働いていて良かったと実感する人もいます。
患者が身の回りにいると思うともっと頑張ろうという気持ちも湧いてくるので、街中で遭遇することを前向きに受け入れることが大切です。
もちろん日頃から患者との良好な関係性を築いておけば、街中で遭遇したとしても自然と対応できるようになるでしょう。